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金型用鋼材トレーサビリティシステム（中国国内限定）終了のお知らせ

当社は中国において2018年6月から金型用鋼材トレーサビリティシステムを提供してまいりましたが、2022年12月頃をもってサービスを終了させていただくこととなりました。
これに伴い、販売店からの新規の販売証明書の発行業務は2022年6月中旬頃をもって終了いたします。また、すでに発行された証明書に記載されたQRコードを用いた履歴照会は2022年12月頃に終了いたします。
今までご愛顧いただきましたお客様には深く御礼申し上げますとともに、この度のご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

当社では中国市場において、より安心して大同材をご使用いただくため「金型用鋼材トレーサビリティシステム」を導入しています。
クラウドサーバーで取引履歴を管理し、偽装品の混入を防止する仕組みです。

背景・システム概要

販売証明書の例

照会画面の例

対象鋼種

導入販売店

よくある質問

お問い合わせ

システム導入の背景

現在、世界中の様々な市場で多くの偽装品が流通し、深刻な問題となっています。金型用鋼材でも、偽装品の流通が中国市場で多く確認され、「より確実に大同材を購入したい」というお客様のニーズが高まっていました。

金型用鋼材は当社から出荷された後、数段階の流通・販売店を経由してお客様の元に届きます。この流通段階で、お客様の求めるサイズに切断されるため、大同が発行する鋼材検査証明書（通称ミルシート）の内容と届いた現物を比較するだけでは、真正品か偽装品か判断しにくいという課題がありました。
この課題を解決するため、2018年6月、「金型用鋼材トレーサビリティシステム」を導入しました。

システムの概要

本システムは、凸版印刷株式会社が提供する統合ID認証プラットフォーム「ID-NEX」の技術を活用し、当社から最終の販売店までの取引履歴をお客様ご自身が確認できる仕組みです。

本システム導入済みの販売店で当社材を購入されたお客様には「販売証明書」が発行されます。その販売証明書に印刷されたQRコードをスマートフォン等で読み取ることで、取引履歴や成分情報を確認できます。
金型製作を外部委託している成形メーカーのお客様は、素材の販売証明書の原本を、製作した金型と一緒に納品するよう金型メーカーに依頼することで、本システムを活用できます。

販売証明書の例

本システム導入済みの販売店は「販売証明書」を発行できます。次の販売店が、お客様の求めるサイズに更に切断して販売しても、素材の情報が紐付いた新しい「販売証明書」を発行できるのが、本システムの特長です。
また、各販売店は購入量を超える証明書は発行できない仕組みを設けました。
用紙自体にも、マイクロ文字や透かし、コピー防止印刷など、高度な偽造防止技術を用いています。